「PRIDE指標ゴールド」を2年連続受賞。2024年度のLGBTQ+への取り組み
株式会社エル・ローズは、職場におけるLGBTQなどの性的マイノリティに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」において、最高評価の「ゴールド」を2年連続で受賞しました。
エル・ローズでは、「地域社会とともに」「従業員とともに」「お客様とともに」「地域社会とともに」の4つの基本原則のもと、SDGsの取り組みを行っています。
その中で多様な人材が活躍できるよう、あらゆる個人の属性にかかわらずすべての人が働きやすい職場づくりに努めており、ダイバーシティへの取り組みも行っています。
昨年度、有志によるD&I推進チームが生まれ、「PRIDE指標」を指標として取り組みを進めてまいりました。
初めに社内の制度を整える必要があると感じ、社内研修・啓発の実施、制度・設備の公正化、次に各種キャンペーンへの賛同などの取り組みを行いました。
これらの継続に加え、今年度は新たな取り組みも開始することができました。
1.パレットーク編集長 合田文さんをお招きした社内研修の実施
「ジェンダー平等の実現」など社会課題をテーマとした事業を行う合田さんをお招きし、研修を実施しました。
「アンコンシャスバイアス」や「DE&I」などの基礎的な知識から、実際の社会事例をもとにグループディスカッションを行い、セクシュアリティやジェンダーについて考えました。
2.少人数サロンの実施
LGBTQに関する情報を発信する、福井県出身のYouTuber かずえちゃんとの少人数サロンを開催。
研修のような人が多い場では質問しづらいと感じる方も、話しやすい場をつくりたいと考えたため、少人数サロンは座談会形式で行いました。業務に関連すること、しないことまで、幅広い内容の質問を受け付けました。また、2回目以降はD&I推進チームのメンバーは同席しない、参加者を公表しないなど、より参加者がかずえちゃんと安心して会話できる空間づくりに努めています。D&Iに直接的に関連しない業務を担当する社員が関わっていく機会を増やすことは、安心して働くことができる職場づくりにも繋がっています。
サロンの参加者からは、
・緊張して上手く会話できないかもしれないと不安な部分があったが、かずえちゃんが話を広げてくれて1つの問いに対して何倍もの情報をもらえたのが良かった。改めて知識の広さ、経験の大きさにすごい方だと実感した。また会話できるのが楽しみ。
・情報を収集するだけではなく、誰かと議論を深めることも重要だと必要強く感じました。
・この会をきっかけに社員同士での会話も深まり、会社のD&Iが前進していると思う。
といった声がありました。
3.YouTuber かずえちゃんと当社取締役との対談の実施
YouTuber かずえちゃんとバストフラットインナーブランド「Nstyle(エヌスタイル)」の運営部門長である当社取締役との対談を実施。
エル・ローズの働き方の変化や今後の組織の在り方について、かずえちゃんに紐解いていただきました。
4.レインボーシール配布イベントの実施
PRIDE月間である6月には、レインボーシールの配布企画を実施しました。
グラン・ゲート3階のカフェテリアにシールを配置し、自由に持ち帰っていただく企画で、シールをはがしたあとの枠にはイニシャルなどサインを残していただきました。またシールの活用方法として、持ち物に貼り付けてアライシップを示すだけでなく、子どもにプレゼントして知ってもらうきっかけ作りにするなど、色々な方法で活用してもらえたようです。このようなアライを顕在化させる取り組みも引き続き開催予定です。
昨年は制度の整備などの土台作りとなる施策が中心だったため、今年は、より多くの従業員を巻き込みアライを増やすためのイベント施策を中心に行いました。
講義や、それを受けての従業員同士の会話によって、自分の中の無意識の偏見に気付いたという社員もおり、ジェンダー問題に限らず視野を広げるきっかけにもなったようです。
私たちは、このような積み重ねが、すべての人が胸を張って前向きに過ごせる社会への一歩となると信じています。これからも、今・そして未来のエル・ローズ社員、地域の方、そしてお客様がより良い明日を迎えられるよう、様々な取り組みに挑戦し続けてまいります。