「ペーパーファクトリー」で紙の循環を作っています!
私たちエル・ローズでは、2021年3月に新社屋の完成に伴い、社内にペーパーファクトリーという工場を作りました。
1. ぺーパーファクトリーとは?
このペーパーファクトリーでは「PaperLab」という乾式のオフィス製紙機を設置、利用しています。使用済みの紙を投入すると、それを原材料として、水を使わずに新たな紙を生産してくれる機械です。(※機器内の湿度を保つために少量の水を使用します。)
新たな紙の購入を減らすことで地球環境を守り、製紙工程で文書情報を完全に抹消するため、セキュリティの保護にも役立ちます。社会科見学ではSDGsを学ぶ子供たちに大人気です!
2. SDGsとぺーパーラボ
では具体的に、SDGsのどんなゴールに貢献するのでしょうか?
たとえば、
ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)
一般的には紙を作るのに多量の水が必要とされていますが、PaperLabは「ドライファイバーテクノロジー」により水を使うことなく新たな紙を作り出しています。
ゴール11(住み続けられるまちづくりを)
廃棄物の削減に繋がります。
ゴール13(気候変動に具体的な対策を)
紙の購入のため、そして使用済みの紙を処理するために輸送をする頻度が減る為、CO2排出量を削減します。
ゴール15(陸の豊かさも守ろう)
紙の購入量が減るため、森林を保護できます。
また、社会科見学で見てもらうことで、子供たちにSDGsに触れる機会を提供していることはゴール4に、古紙を原材料として使用できるように社会福祉法人に仕分けをご協力いただいていることはゴール17に、それぞれ貢献しているといえます。
3. エル・ローズの生産実績は?
弊社に設置されているペーパーファクトリーでの紙の生産実績は2021年3月~2022年6月までの約1年3か月間で、社内廃棄文書給紙実績201,659枚に対し、製紙実績122,050枚にも至りました。一見想像がつかない数字だと思いますが、下記のように環境負荷低減実績に置き換えると、環境にいいことが分かります!
① 杉の木8.84本分の森林資源節約
② 500mlペットボトル1587千本分の水資源の節約
③ 620kg分のCO2の排出節約
4. エル・ローズでのアップサイクル
ヘルスケア事業部では、ペーパーファクトリーの再生紙を使用して自社商品「アシリラ」の台紙を作りました。100%社内廃棄文書で出来ているので環境にいいことはもちろん、社内で作ることによってコストを抑えることもできます。社内の廃棄文書をこういった形で再生使用できるなんて、驚きですよね!
また、名刺にもぺーパーファクトリーの再生紙を使用しています。少しグレーがかった珍しい風合いになるので、名刺交換の際の話題にも!
この商品を手にしてくださったお客様が弊社の取り組みを知って少しでも環境について見直すきっかけになってくれたら嬉しいですし、こういった商品を社内でどんどん増やしていきたいものです。
これからもっとペーパーラボに詳しくなって、活動を広めていけたらなと思っております。