福井県出身YouTuberかずえちゃんをお招きし、LGBTQ+やSOGIについての理解を深める少人数制サロンを開催しました。
みなさん、NHK連続テレビ小説「虎に翼」はご覧になっていますか?
弊社でもヒット中の本作。出社してすぐに「今日の“とらつば”だけど……」と話す人も見かけます。社会問題が多く取り上げられるこの作品は、社会を考え、意見を交換するきっかけになっており、「対話」することの重要性を再確認しています。
エル・ローズでは、すべての人が働きやすい職場を作るため、ダイバーシティへの取り組みを行っています。その1つがLGBTQ+に関する活動です。社内研修や書籍による啓発活動、相談窓口の設置などの施策を行い、悩みを抱える従業員の負担軽減に努めています。
そんななか社内では、「まだわからないことも多く、軽率な発言が無自覚に他者を傷つけてしまいそう」「(認識している範囲では)当事者と接したことが無く、不安だ」そんな風に感じている社員がいたことも事実でした。
それゆえに何の「対話」もできなくなってしまっては、本末転倒なのではないか?
そこで今回、ゲイ当事者である福井県出身YouTuberかずえちゃんをお招きし、少人数制サロンを開催しました。
■ かずえちゃん / LGBTQに関する情報を発信するYouTuber
1982年、福井県生まれ。
会社員を経て、30歳でカナダに留学。帰国後の2016年からLGBTQをテーマにYouTubeをスタート。
企業や⾃治体、教育機関等での講演や研修などに⼒を注ぐ。いつかカミングアウトという⾔葉がなくなる社会を⽬指し⽇々活動を⾏っている。現在は⽇本と台湾の⼆拠点⽣活を送っている。
サロンでは、会話ベースで各々の疑問や悩みを相談。気軽に、かつ本音で話ができるような場づくりを心掛けました。
参加した社員からは、「職場でカミングアウトを受けたとき、どのように対応するのが“正解”?」「子どもが当事者だった場合、親としてどうするといい?」「みんなが安心できる会社になるためにはどんな知識がどの程度必要?」などなど、多種多様な質問が。他の参加者のお悩みに共感が集まり、会話が盛り上がる場面もありました。
終始やさしく、否定せず、誠実に対応してくださったかずえちゃん。まずその人間性に心惹かれた社員も多く、「もっと話したかった」という声も聞かれました。
サロンの実施後にはアンケートを実施。社員の感想の一部をご紹介します。
■LGBTQ+については知識も浅く、想像があまりつかない状態で参加しましたが、かずえちゃんの経験談や想いを聞く中で、接し方、対応方法、考え方などの疑問点が少し解消できました。
■「正解を求めがちだけど、そうじゃなくていい、と、正解に少しずつ向かおうとすることは大事だけど、一歩ずつ」、というようにお話いただけたことがとても印象に残っています。
■将来的に自分の子どもがもしLGBTQである場合、どのようにサポートしていくべきか、深く考えるきっかけにもなりました。家族にも共有したいと思います。情報を収集するだけではなく、誰かと議論を深めることも重要だと強く感じました。
■エピソード等も交えて会話をしてもらえて、わかりやすくとても学びになった。答えがないことばかりではあるが、思い込みや偏見をなくすきっかけとして良い機会になると思う。 かずえちゃんも言っていた慣れること、経験していくことが大事なのだと改めて感じた。
「第二回をするときは是非お声がけください」と言ってくれた社員もおり、スタッフとしても本企画を開催できてよかったと感じています。
今後も定期的に継続していく所存です!
これからも私たちは、「暮らしを変える、明日を変える」企業として、SOGIに関わらずすべての社員が安心して働ける職場環境の実現を目指して参ります。
■かずえちゃんと当社取締役との対談記事も公開しております。ぜひご覧ください。
■関連リンク
誰もが自分らしく活躍できる企業へ。LGBTQ+への取り組み:https://www.elle-rose.co.jp/contents/sust_lgbtq/